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債権法

人身損害に被害者の心因的要因が寄与しているとき

最高裁判所昭和59年(オ)第33号 損害賠償請求事件昭和63年4月21日第一小法廷判決民集42巻4号243頁,判例タイムズ667号99頁,判例時報1276号,判例秘書L04310046身体に対する加害行為と発生した損害との間に相当因果関係が...
債権法

共同相続人の一人が相続開始前から被相続人の許諾を得て遺産である建物に被相続人と同居していた場合

裁判データ最高裁平成5年(オ)第1946号平成8年12月17日第三小法廷判決出典民集50巻10号2778頁判例タイムズ927号266頁判例時報1589号45頁評釈最高裁判例解説民事篇平成8年度(下)993頁ジュリスト1111号197頁判例評...
物権法

共有者の合意で定められた単独使用権限の変更

共有物の使用・収益方法は,共有者が決める。共有者の一人が使用すると決めた後,それを変更するには?
物権法

民法235条にいう「観望すべき窓」

京都地方裁判所昭和39年(ワ)第591号昭和42年12月5日判決掲載誌:判例タイムズ215号108頁,判例時報506号26頁判例評釈:判例評論112号32頁民法235条は,みだりに他人の私生活をのぞくことを制止する趣旨であるから,同条にいう...
参考資料

道路の構造に関する規制等

国土交通省の「道路構造」ページ
債権法

既往症を考慮した事案

裁判データ大阪高等裁判所平成20年(ネ)第1455号平成23年2月25日判決 労働判例1029号36頁判旨原告は,勤務中,先天的な脳動静脈奇形(AVM)部分からの出血(本件発症)により常時半昏睡という重篤な後遺障害を負った。 過重な業務の負...
債権法

滞納処分による差押えと明渡猶予制度

滞納処分による差押後に設定された賃借権については,明渡猶予制度の適用があるという説(明渡猶予制度適用肯定説)と,適用がないという説(明渡猶予制度適用否定説)がある。最高裁平成12年3月16日決定は, 滞納処分による差押後,強制競売等の開始決...
民事訴訟法

裁判所外で尋問した後の手続

最高裁昭和31年(オ)第559号 損害賠償請求事件 昭和35年2月9日第三小法廷判決 民集14巻1号84頁 法曹時報12巻4号70頁,法律時報32巻11号121頁,民商法雑誌42巻6号106頁  裁判所外で受託裁判官による尋問がなされ,その...
刑事訴訟法

最高裁判所昭和32年(オ)第682号

裁判データ最高裁判所昭和32年(オ)第682号 慰謝料請求事件昭和37年7月3日第三小法廷判決出典:民集16巻7号1408頁,判例時報312号20頁判旨 刑事訴訟法208条2項にいう「やむを得ない事由があると認めるとき」とは,事件の複雑困難...
債権法

交通事故で被害者が保険を用いて車両を修理した場合

被害者が,自己が契約する自動車保険により事故車両の修理費用を支出した場合,そのことによって保険の等級が下がって保険料が増額される。この増額分は,事故の損害になるか?1 損害肯定説横浜地方裁判所昭和45年(ワ)第490号,昭和47年(ワ)第5...