民法

債権法

相続財産から生じる賃料債権

裁判データ 最高裁判所平成16年(受)第1222号 預託金返還請求事件平成17年9月8日第一小法廷判決出典:民集59巻7号1931頁,判例タイムズ1195号100頁,判例時報1913号62頁評論:ジュリスト1322号156頁,判例時...
国際私法

婚姻要件具備証明書

ニカラグア人男と日本人女を当事者とする創設的婚姻届について,提出された独身証明書を婚姻要件具備証明書として受理が相当とされた事例 平成24年4月20日付け2戸1第238号東京法務局長照会平成24年7月31日付け法務省民一第1952号...
債権法

人身損害に被害者の心因的要因が寄与しているとき

最高裁判所昭和59年(オ)第33号 損害賠償請求事件昭和63年4月21日第一小法廷判決民集42巻4号243頁,判例タイムズ667号99頁,判例時報1276号,判例秘書L04310046 身体に対する加害行為と発生した損害との間に相当...
債権法

共同相続人の一人が相続開始前から被相続人の許諾を得て遺産である建物に被相続人と同居していた場合

裁判データ 最高裁平成5年(オ)第1946号平成8年12月17日第三小法廷判決 出典 民集50巻10号2778頁判例タイムズ927号266頁判例時報1589号45頁 評釈 最高裁判例解説民事篇平成8年度(下)...
物権法

共有者の合意で定められた単独使用権限の変更

共有物の使用・収益方法は,共有者が決める。 共有者の一人が使用すると決めた後,それを変更するには?
物権法

民法235条にいう「観望すべき窓」

京都地方裁判所昭和39年(ワ)第591号昭和42年12月5日判決掲載誌:判例タイムズ215号108頁,判例時報506号26頁判例評釈:判例評論112号32頁 民法235条は,みだりに他人の私生活をのぞくことを制止する趣旨であるから,...
債権法

既往症を考慮した事案

裁判データ 大阪高等裁判所平成20年(ネ)第1455号平成23年2月25日判決 労働判例1029号36頁 判旨 原告は,勤務中,先天的な脳動静脈奇形(AVM)部分からの出血(本件発症)により常時半昏睡という重篤な後遺障害...
債権法

滞納処分による差押えと明渡猶予制度

滞納処分による差押後に設定された賃借権については,明渡猶予制度の適用があるという説(明渡猶予制度適用肯定説)と,適用がないという説(明渡猶予制度適用否定説)がある。 最高裁平成12年3月16日決定は, 滞納処分による差押後,強制競売...
債権法

交通事故で被害者が保険を用いて車両を修理した場合

被害者が,自己が契約する自動車保険により事故車両の修理費用を支出した場合,そのことによって保険の等級が下がって保険料が増額される。 この増額分は,事故の損害になるか? 1 損害肯定説 横浜地方裁判所昭和45年(ワ)...
債権法

詐害行為取消しによる返還債務の履行時期

最高裁平成30年(受)第44号,第45号 平成30年12月14日第二小法廷判決 民集72巻6号 判旨 詐害行為取消権が行使されたときの,受益者の取消債権者に対する受領済みの金員相 当額の支払債務が遅滞に陥るのは,履行の請求を受けた...
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